1級を目指す方へ~製造現場の経営者~
最近経営者の方から良く耳にする悩みは、「私の意図した通りの成果が昔に比べて出にくくなっている」というものです。原因はいろいろとありますが、最も大きな原因は、管理職・第一線監督者の「課題解決力が落ちている」というものでした。
製造関連部門の課長・第一線監督者の皆さんは、製造機能の中で、人を預かり組織を動かして製造の目的であるQCDSを向上させていく方々です。皆さんは、まさに「製造現場の経営者」といっても過言ではないでしょう。皆さんが課題解決力を身につけ、日常の生産活動の中で十分経営層の期待に応え、またご自身も不安なく改革・改善を進めることが出来れば非常に強い工場・会社に育っていきます。
生産マイスター1級のコンテンツは、まさにこれらの弱点を払拭できるだけのものを持っています。
しかし、その内容を身につけるには、仕事をしながら行うもなかなか難しい側面があります。また自習される中で、内容に関する疑問とかなかなか理解出来ないものも出てくるものと思われます。タイミング良く誰かに聞ければいいのですが、それは無理と言うもの。検定試験の前に、これらの悩みや問題を解決出来れば、勉強をする際にポイントを掴み易くなります。
「よくわかるマスター講座」の1級対象セミナーでは、生産マイスター1級合格に必須のポイントと、それを克服する演習問題や計算問題、ケース問題を実際に解いて頂き、解説を加えながら内容を理解していく流れとなっています。
なお、この講座に参加された方々からは、「事前学習する時の絞込みができて助かった」「どうしても自分では理解できなかったことを理解できた」「検定試験の事前準備がメインであるが、現場管理や課題解決の事例などが今後の仕事に役立った」などの感想をいただきました。
セミナーでは、生産マイスター1級の学習を通じて、試験対策だけではなく、「学んだことをどう活かすか」といった実務に役立つポイントもお伝えします。製造現場の経営者である管理職・第一線監督者の方こそ、ぜひチャレンジしてはいかがでしょうか。
中島剛一(なかしまこういち)
中島剛一(なかしまこういち)
株式会社日本能率協会コンサルティング
プロセス・デザイン革新センター シニアコンサルタント
標準時間設定MOSTマスターインストラクター
大手製造メーカーに入社し、エンジニアとして約20年実務を経験。
製造現場の生産性向上を、標準時間による「生産性測定管理システム」やメソッドデザインによる「適正配置人員の設定」を中心に進める。また設備総合効率向上や生産管理システム構築から、管理間接部門の効率化まで幅広く手掛け、実績も多い。現在も量産から大型個別受注生産まで幅広い業態で、設計や生産技術まで踏み込んだ展開を行なっている。特に造船業界でのIE技法のフル活用では高い評価を得ている。